私がアニマルコミュニケーターとして勉強し始めの頃、経験したことです。
その頃は、「パピー教室」を動物病院で開催させていただいていました。その病院で飼われていたダックスフントのちび。彼は時々、小学校での「ふれあい教室」に、1頭だけで参加していたようです。
詳細は知らないままでしたが、1頭での参加は負担ではないか?と、常々感じていました。その事を、独り言のように彼と散歩の時に、話しかけていたのです。
ちびが急に私に怒るように話し始めました。「勘違いしているようだけど、僕はね、喜んで学校に行ってるよ!誰かの為に、役に立つ!僕は、やりたいんだよ!」
「僕はね、お父さんの心の癒やし、支えになりたかったんだ。でも、お父さんは、逝ってしまった。残された僕の仕事は、誰かの役にたつことなんだよ!」
私には、はっきりと、ちびの話していることが聞こえました。
後日、その動物病院で働いているスタッフから聞いたところ、ちびさんのお父さん亡くなられた亡くなられたとのこと。ちびは、そこにずっといたところを、保護され今の動物病院で、引き取られたと。
私がそこの動物病院を去って3,4年後にちびは、彼方の世界へ戻りました。
ちびがお父さんと仲良くお散歩しながら、夕日の中を彼方の世界へ歩いて行く姿が、見えたような気がしました。