生まれ変わりでした!

猫ズが我が家に来て1ヶ月。

シュウ君は人懐っこくて、私に即寄ってくるが、アキちゃんは警戒心が強く、私を見るとまず固まる。

そのアキちゃんが、珍しくみゃーみゃーすり寄るので、抱っこした。

抱っこついでに、丁度目線の高さにあった写真をみせた。

「アキちゃん、これがみにーちゃんとシンバ君ですよ~」

 

<シンバだよ>(7年前に他界したシンバの声が聞こえた)

 

「へ??・・・・

 あー---っ、アキちゃんはシンバ???

  言われてみれば、柄がそっくりだわ」

 

<そうだよ~。ボク、又お母さんの所に来たよ>

 

「アキちゃんがシンバなら、シュウ君はみにー??似てないよね??

 でも、みにーは私の守護犬で、一緒にいるけど??転生してないよね?

 みにー、シュウ君は、みにー???」

 

<私の息子です。私の代わりに、息子を使わしました。

 私とシンバでお母さんを支えてた。

 フラン1頭ではキツイ。猫2頭で犬1頭分の補助です。>

 

「過分なご配慮、ありがとうございます!!」

 

そっかぁ~、そうなのかぁ~。

兄妹猫なのに、なんでこんなに柄が違うのかね?と思ってたんだよ~。

そうだね~、アンタたち、みにーとシンバの色だねぇ。

みにーとシンバは、10年間、私と一緒に暮らしてくれました。

8年近く前にシンバが旅立って。

みにーの所で、ヘタレを治す筈だったシンバ君は、みにーに依存して全く成長せず。

もう一回修行をやり直して来い!と、早々に転生の列に並ばされていたのだった。

なんとなーく気配を感じなくなって、どこかに転生したんだろうな~と思ってた。

まさか、ハスキーから猫になるとは、これっぽっちも考えてなかったよ。

みにーの遺伝子を引き継いだシュウ君。

飼い主の隙をついて部屋から脱走するシュウ君は、みにーそっくりだよ。